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結局その気があったかなかったかが問題だ

 コレの続き。一応関連しているところに身を置くものとして、もう少し考えてみる。

 47氏の逮捕の影響として、今後のソフト開発の影響とかP2P技術への影響とかいろいろ言われているわけだが、自分はそのどれもピンとこない。今回の件を包丁職人になぞらえて考える人も多いが、それとは違うと思う。業界側と市民との戦い、権力と市民との戦いと捉える人もいるが、そういうことでもない。では、どういうことか。
 自分は、つまるところ「47氏はウィルス作者だったのか」どうかにあるのだと思う。

 Winnyは純粋に技術的な興味によって開発されたのか。
 フェアユースを想定してソフトを作ったのであれば、それが実際はどのように使われたのかどうかは関係ない。何回バージョンアップしようと、自分専用のバージョンがあろうとそれが罪になることは無い。まさに包丁である。
 しかし、47氏はそうではなかったようだ。実際には起訴されて証言するまで本当のところはわからないが、47氏の供述の報道を読む限り、現行著作権に挑戦する目的、WinMXより摘発が困難なソフトを作る目的が主だったようだ。
 47氏の「逮捕は仕方ない」という言葉が本当であれば、確信犯ではない、故意犯。現行法に合法でない形で挑戦すると言う意味では政治犯ですらある。(そこがSoftEtherの作者とは違うところだ)

 こういうプログラマの性質を私たちは知っている。クラッカーやウィルス作者、スクリプトキディと言う形で。47氏との違いは「役に立つソフトかどうか」だけだ。47氏にそういう臭いを感じ取ったから、47氏を支持できない、警察を支持するという向きも多く現れるのだろう。

 今時、プログラマが純粋だとは思わない。プログラマは力があり、その力を破壊に向けたら、影響を無視できない事象が起こることも想定できる。だから「純粋」の皮をかぶった狼を見極める必要があるし、「技術」を盾にして全てが許されるような、ありもしない”将来への影響”を闇雲に懸念するようなことにならないようにしたいものだ。

追記:
 47氏は否定したようだ。どうやら戦うつもりらしい。やるならとことんやれよな。FLMASKみたいなヘタレは許さんぞw
 そして見事無罪を勝ち取ったら、きっと日本版DMCA、ソフトウェア版銃刀法がつくられるだろう。よかったなw

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コメント

Tバックありがとうございました。
御指摘の点は、修正しておきました。

この話題は、私も不勉強なのでわからない点が多いのですが、悪意をもってソフトを作製したことに対する良し悪しとか、作者や使用者の開き直った発言とか、過去の京都府警の不祥事を棚に挙げて云々とか、だけではなく、現行法にて処罰できないのに逮捕したとか、麻薬や拳銃と、風邪薬や包丁を比べる、という簡単な図式ではなく、かなり複雑な問題を含んでいるようですね。
うーむ

投稿: Dr.sakura | 2004.05.21 00:30

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